初詣は友引に行っても大丈夫?神社仏閣に行く際の六曜の捉え方

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初詣は友引に行っても大丈夫?神社仏閣に行く際の六曜の捉え方

お正月の初詣、いつ行こうかと家族や友人とスケジュールを立てているとき、ふとカレンダーを見て「あれ?予定している初詣の日は友引だ」と気づくことってありますよね。

友引というと、お葬式などの弔事では避けるべき日というイメージが強く根付いているので、「初詣のような新しい年を祝うおめでたい行事に、友引のタイミングで行っても本当に大丈夫なのかな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

また、初詣における友引の本来の意味や、もし参拝に行くなら何時ごろがベストなのかという時間帯について気になっている方もいるかもしれませんね。

ご家庭の壁掛けカレンダーや手帳によっては、「仏滅と友引のどっちに行けばいいのか迷う…」となったり、そもそも六曜というものと神社やお寺の関係性がよく分からず、一緒に行く家族にどう説明しようか悩んだりすることもあるかなと思います。

さらに詳しく調べていくと、カレンダーの隅に小さく書かれた不成就日と友引が重なる日だったり、身内にご不幸があった場合の喪中や忌中の違いで頭が混乱してしまったりと、新年早々いろんな疑問が湧いてきてモヤモヤしてしまいますよね。

今回は、そんなお正月特有のモヤモヤをスッキリ解決して、気持ちよく晴れやかな気分で新年をスタートするためのヒントをたっぷりとまとめてみました。

私自身も、過去にお日柄についていろいろと調べるうちに、「なるほど、そういうことだったのか!」と安心できたポイントや発見がたくさんあるので、ぜひ初詣の計画や日程選びの参考にしてみてくださいね。

この記事を読んでわかること
  • 友引に初詣へ行っても全く問題ない理由がわかる
  • 友引の日に参拝する際のおすすめの時間帯がわかる
  • 他の六曜や不成就日などと重なったときの対処法がわかる
  • 神社とお寺における喪中や忌中のルールの違いがわかる

初詣は友引でも大丈夫か気になる方への結論

「友引に初詣へ行くと、縁起が悪いものを引き寄せてしまって、一年が良くない方向に向かうのでは?」と心配する声は本当によく耳にします。

でも、まず結論からお伝えしますね。

初詣に行く日が友引であっても全く心配はいりません!

ここでは、神社やお寺の宗教的な考え方から、友引という日が本来持っているとてもポジティブな意味合いまで、皆さんが安心して初詣にお出かけできる理由を順番に詳しくお話ししていきますね。

神社本庁やお寺の見解でも初詣に六曜は関係なし

初詣に行くにあたって、私たちが一番安心できるのは、やはり神社やお寺といった宗教施設側の公式な見解ですよね。

専門家がどう言っているかを知れば、心のつかえもスッと取れるはずです。

実は、全国の神社を包括してまとめている神社本庁や、多くのお寺(仏教)の教えでは、「参拝と六曜(大安・友引・仏滅など)は一切関係がない」と明確にされています。

六曜というのは、もともと中国から伝わった占いや暦の考え方が日本で独自に変化した民間信仰(俗信)であり、日本の神道や仏教の本来の教えには全く存在しない概念なんですね。

仏教の中でも特に浄土真宗などでは、日の吉凶などの迷信にとらわれて一喜一憂することを明確に否定しています。

つまり、私たちが大切にしている神様や仏様は「今日はカレンダー上が友引だから、せっかく来てくれたけどお願い事は聞かないでおこう」なんてケチなことは絶対にしないということです。

いつ参拝に行っても、変わらず温かくおおらかな心で迎えてくれますよ。

六曜はカレンダー上の「おまけ」のようなもの

現代のカレンダーに六曜が書かれていると、どうしても意識して気にしてしまいますが、宗教的な意味合いはないので、あくまで「そういう古い風習もあるんだな」くらいに軽く捉えておくのが良さそうですね。

友引は幸せを周囲に広げる初詣に最適な吉日

「でも、友引ってお葬式を避けるくらいだから、やっぱり何か良くないものを引き寄せる悪い日なんじゃないの?」と思うかもしれません。

確かに、弔事においては「友をあの世に引いてしまう」という連想から避けられることが多いですが、慶事(お祝い事)においては全く逆の素晴らしい意味になります。

もともと友引は「共引」と書いて、勝負事が引き分けになる日、どちらにも偏らない日という意味でした。

それが時代とともに言葉遊びのように変化し、結婚式やお宮参りなどのお祝い事では「自分の幸せやめでたいことを引き分け、周囲の友人や大切な人たちにもお裾分けする」という、大安に次ぐ非常に縁起の良い日として扱われるようになったんです。

初詣は、一年の健康や無事、そして新たな目標の達成を祈る立派な「慶事」ですよね。

ですから、友引の初詣はむしろ「神仏からいただいた福を周りの人にも分けてあげられる、とても素敵な日」と言えます。

そう考えると、友引の日にお参りに行くのがなんだか少し楽しみになってきませんか?

友引の初詣で参拝時間を意識するなら朝や夕方が吉

友引は初詣に行っても全く問題ない吉日だということがわかりましたが、六曜にはそれぞれ「この時間は吉、この時間は凶」という細かな時間帯のルールが存在します。

せっかく初詣に行くなら、少しでも縁起の良い時間を狙ってゲン担ぎをしたいという方は、参拝する時間に少しこだわってみるのもおすすめですよ。

友引の場合、朝と夕方(夜)の時間は「吉」とされています。

ですので、朝の清々しい空気の中で一年の始まりを感じながら参拝したり、三が日の混雑が少し落ち着いて人が少なくなる夕方の時間帯を狙って行くのは、縁起の面でもバッチリです。

特に朝の神社やお寺は、空気が凛と澄んでいて、深呼吸するだけで心もシャキッとリセットされる感覚がありますよね。

新年の誓いを立てたり、自分と静かに向き合うには最高の環境かなと思います。

正午の凶を避ける友引の初詣おすすめ時間帯

逆に、友引の日に参拝する上で少しだけ注意したいのが「お昼の時間帯」です。

友引は朝と夕方が吉であるのに対し、正午の前後(午前11時から午後1時までの「午の刻」)は「凶」とされています。

もし、お日柄のルールを完璧に守ってスッキリした気持ちで参拝したいのであれば、このお昼の時間を避けて初詣のスケジュールを組むのがベストですね。

  • おすすめの時間帯①:午前中(11時前まで)に参拝を済ませて、その後ゆっくりお昼ご飯を楽しむ。
  • おすすめの時間帯②:お昼は家族でおせちやランチを食べてのんびり過ごし、午後1時以降にゆっくり参拝する。

ただし、仕事や帰省のスケジュールの都合で「どうしてもお昼時しか時間が取れない」という場合もあると思います。

そんなときでも、過度に気にして落ち込む必要はありません。

先ほどお伝えしたように神様や仏様には関係のないことなので、あくまで「もし気にするなら、避けたほうが気分が良いかも」という程度の目安として考えてみてくださいね。

大安や先勝など他の六曜と初詣の相性を比較

お正月の予定を立てる際、友引以外の日程と迷うこともあると思います。

そこで、六曜それぞれの意味合いや特徴と、初詣との相性を簡単に比較してみましょう。

ご自身のスケジュールと照らし合わせてみてください。

六曜特徴と初詣の相性
大安一日中何をするにも大吉。初詣にも最高の日柄ですが、気にする人が多いため最も混雑する傾向があります。
友引慶事では大安に次ぐ吉日。朝夕が吉、11時〜13時が凶。午前早め、または午後遅めの参拝がおすすめ。
先勝午前中が吉、午後2時以降が凶。「先んずれば即ち勝つ」で早く行動するのが良いので、午前中の参拝にぴったりです。
先負午前中が凶、午後が吉。急がない方が良い日なので、朝はゆっくり過ごして午後からのんびり参拝するのに向いています。
赤口正午(11時〜13時)のみ吉(※平とする説もあります)で、それ以外は凶。火や刃物に注意する日とされ、お祝い事には不向きとされます。
仏滅一日中凶ですが、仏教の「仏」とは無関係。気にする人が少ない分、あえてこの日を選ぶと空いているメリットも。

このように、六曜それぞれの日に適した時間帯や特徴があります。

どの日が絶対に正解ということはないので、ご自身のライフスタイルや、一緒に行くご家族・ご友人の都合に合わせて、一番無理なく笑顔で行ける日を選んでみてください。

初詣を友引でも大丈夫にする日程選びと参拝知識

ここまでで、友引の初詣が縁起の面でも全く問題ないことはお分かりいただけたかと思います。

ここからは、実際にお正月に初詣へ行く際の日程選びのコツや、今さら聞けない正しいマナー、そして冬の参拝に欠かせない寒さ対策などの実用的な知識をご紹介していきますね。

事前準備をしっかりしておくことで、より心地よく充実した新年を迎えられますよ。

松の内や三が日で考える初詣の日程選びのコツ

初詣はいつまでに行くべきか、という疑問を持つ方も多いですよね。

「三が日を過ぎたら初詣のご利益が減ってしまうのでは?」と焦る必要はありません。

一般的には、お正月の神様(年神様)が各家庭にいらっしゃる期間である「松の内」の間に行くのが良いとされています。

この松の内の期間は地域によって異なり、関東など東日本では1月7日まで、関西など西日本では1月15日までとされることが多いです。

もちろん、お正月ムード満点の三が日に行けるのが一番お正月らしいですが、有名な神社仏閣はどうしても大変混雑します。

日程選びのポイント

三が日は混雑必至ですが、屋台が出ていたりとお祭り気分を味わえます。

一方で、人混みを避けて神様や仏様にゆっくりお祈りしたい場合は、4日以降から松の内が終わるまでの間に、大安や友引、先勝などの吉日を見つけて参拝するのが、心に余裕が持てるスマートな方法です。

不成就日と重なる日でも感謝を伝える参拝なら吉

カレンダーをめくっていると、大安や友引といった吉日であっても、その下に小さく「不成就日(ふじょうじゅび)」と書かれていることがあります。

不成就日は文字通り「何事も成就しない日」とされ、結婚や引っ越し、新しい契約など何か新しいことを始めるのには向かない凶日と言われています。

「せっかく予定を合わせた友引なのに、不成就日と重なっている…」とがっかりしてしまうかもしれませんが、大丈夫です。

初詣の本来の目的は「自分のお願い事を一方的に叶えてもらうこと」ではなく、「無事に新しい年を迎えられたことへの感謝」を神仏に伝えることだからです。

日々の感謝を伝え、自分自身の今年の決意や目標を新たにするだけの参拝であれば、不成就日であっても全く悪い影響はありません。

初詣の帰りに家や車を買うといった大きな契約をするのでなければ、過度に不安がらずに晴れやかな気持ちで手を合わせてきてくださいね。

喪中や忌中での参拝の違いと神社や寺院のルール

身内にご不幸があった場合、お正月のお祝い事や初詣はどうすればいいのか、デリケートな問題だけに深く悩みますよね。

ここでは「忌中(きちゅう)」と「喪中(もちゅう)」の期間の違いと、神社・お寺それぞれの考え方のルールをしっかり整理しておきましょう。

忌中というのは、身内が亡くなってから最長49日間(神道では最長50日間)のことで、喪中はその後の約1年間を指します(※亡くなった方との続柄によって忌中の日数は異なります)。

  • 神社(神道)の場合:神道では死を「穢れ(気枯れ=気が枯れて生命力が落ちている状態)」とするため、忌中の期間は鳥居をくぐることも境内に入ることもNGです。しかし、忌明け後(喪中)であれば、初詣も問題なく行えます。(出典:神社本庁『服忌について』)
  • お寺(仏教)の場合:仏教には死を穢れとする概念がないため、忌中であっても喪中であっても参拝は自由です。むしろ、お正月のお参りは故人への新年のご挨拶やご供養にもなるため歓迎されます。

お正月飾りや挨拶には注意

喪中期間であっても神社やお寺への参拝が可能とはいえ、門松や鏡餅、しめ縄などの華やかなお正月飾りは控え、「あけましておめでとうございます」という直接的なお祝いの言葉も避けるのが一般的なマナーです。

「本年もよろしくお願いします」といった挨拶に留め、静かに新しい年を迎えましょう。

鳥居のくぐり方や二礼二拍手一礼の正しい参拝作法

お日柄を気にするよりももっと大切なのが、神仏に対する敬意と正しい作法です。

基本の作法をしっかり押さえておくと、不思議と心もスッキリと整い、自信を持って参拝できますよ。

神社での正しい作法

鳥居をくぐる前に、まずは服装を整えて一礼します。

参道の中央(正中)は神様の通り道とされているため、真ん中を避けて左右どちらかの端を歩くのがマナーです。

手水舎で両手と口を清め、心身の汚れを落としてから拝殿へ向かいます。

お賽銭を静かに入れ、鈴を鳴らした後は「二礼二拍手一礼」が基本です。

深く90度の角度で2回お辞儀をし、胸の高さで2回拍手をしてから、心の中で自分の住所と名前を名乗り、日々の感謝と今年の抱負を伝えます。

最後に深く1回お辞儀をして終わりです。

※なお、出雲大社や宇佐神宮など、一部の神社では「二礼四拍手一礼」など作法が異なる場合があります。

お寺での正しい作法

山門の前で一礼し、敷居は踏まずにまたいで境内に入ります。

もし常香炉(お線香の煙が出ているところ)があれば、煙を浴びて心身を清めてから本堂へ向かいます。

お賽銭を入れたら、胸の前で静かに手を合わせます(合掌)。

お寺では神社のように拍手(かしわで)は絶対に打たないように気をつけてくださいね。

静かに感謝を伝え、最後にもう一度一礼します。

冬の混雑を乗り切る防寒とトイレ対策のポイント

初詣、特に三が日の有名神社やお寺は長蛇の列になり、待ち時間が1時間以上になることも珍しくありません。

屋外でじっと立ち止まっている時間が長いため、想像以上に体温が奪われ、芯から冷えてしまいます。

厚手のアウターを着るのはもちろんですが、冷気は足元から上がってくるので、厚手の靴下やインナーの重ね着、風を通さないパンツスタイルがおすすめです。

また、「首・手首・足首」の3つの首を温めると効果的なので、手袋やマフラーは必須アイテム。

貼るカイロを腰や背中に貼っておくのも効果的ですね。

さらに絶対に気をつけておきたいのがトイレ問題です。

現地の公衆トイレや仮設トイレは大行列になることが多く、いざという時にパニックになりかねません。

最寄り駅や道中の商業施設などで事前に済ませておくことが鉄則です。

小さなお子様やお年寄りと一緒の場合は特に、スマートフォンの地図アプリで事前にトイレの場所を複数ピックアップして頭に入れておくと、心に余裕が持てて安心ですよ。

無理は禁物!自宅での参拝という選択肢も

体調が優れない時や、雪などの悪天候の時は、無理をして外出するのは控えましょう。

ご自宅の神棚やお仏壇に手を合わせたり、神札がない場合でも静かに神社のある方角に向かって感謝を伝えるだけで、あなたの気持ちはしっかりと神仏に届きます。

初詣は友引でも大丈夫と確信して迎える新年

六曜などの「お日柄」というのは、私たちの生活に古くから根付いた文化の一つですが、それに過剰に縛られて身動きが取れなくなってしまっては本末転倒です。

友引は「幸せをお裾分けする」というとても素敵な意味も持っていますし、何より神様や仏様は、あなたがいつ訪ねてきても温かく喜んで迎えてくれます。

大切なのは、いつ行くかというカレンダーの暦よりも「昨年を無事に過ごせたことへの純粋な感謝の気持ち」と「新年に向けた前向きな心」を持って手を合わせることですね。

それさえあれば、どの日に行ってもあなたにとっての「大吉日」になりますよ。

ぜひ、あなたやご家族にとって一番都合が良く、心穏やかに笑顔で過ごせるタイミングで初詣に出かけてみてください。

今年一年が、あなたにとって素晴らしい年になりますように!